さようなら
今日でもうお別れ
世界で一番大好きだった人
さようなら
ありがとう
好きという感情を教えてくれて
ありがとう
たくさん笑わせてくれて
ごめんなさい
もうあなたに心が追いつかないです
だから
これで永遠にさようなら
鶏が先か卵が先か
鶏が先か卵が先か
関係を切るのが先なのか、他に好きな人ができてから関係を切るのか
永遠にわからないなぁって思ってた
どっちにしろできっこないな、とぼんやり考えてた
結局どちらが先かって言われると難しい
まぁ、まだ切れてもいないのだけど
でも正直なところ、タイミングというものはあるんだなぁって思った
別にどちらが先でもなくて、どちらもが一致するタイミングがあるんだなぁって
確かに呑気に待っていてそのタイミングが来たのかと言われたらそうではない
狩りにでかけようっていう気持ちがあって、今この瞬間を変えようとする行動があって、そのおかげで今があると思っている
でもだからこそ、このタイミングが訪れた今がその時なんだろうなって思ってるの
いい加減何回目
自分自身正直もう抜けるって何回言ってんだよお前
って気持ちがすごいし、だからこそ友達は私以上に思ってるだろうなって感じるんだけど
今回ばかりは精神論ではない
単純に好きじゃなくなってきていると思う
いやもちろん、彼とのSEXは大好きだけど
恋心で彼が好きだという気持ちがよくわからなくなってきた
さあ、私の社会復帰はもう目と鼻の先
脱アングラ宣言
普通に生きてたら絶対に知らないことばかり
魅力的で刺激的でいつだって全て新鮮で
何事も受け入れてくれる居心地の良い場所
だけど私は
彼氏と祝う記念日も
ディズニーデートも
何気ない日に2人で食べるご飯とか
おはようって言ったら返ってくるLINEだって
ただ普通に生きている女子大生が知ってることの大半を知らない
サークルの飲み会とか
先輩に誘われて行くご飯とか
仲良しのメンバーのドライブも
全部全部知らない
人が知らないことを知ってる自分に酔ってた節がすごくある
でも、
普通を知らない自分にすごく嫌気がさしたし
その世界が今では羨ましくって仕方がない
今はアングラな世界の１００万倍普通の世界に興味があるから、だから今こそきっと今しかないから
クソみたいな世界
世界は私に甘くない
ずっと正直そう思ってた
だけど私に優しい世界があることに気付いた
私を甘やかしてくれる人ばかりの世界があった
世界なんてクソ食らえ
って思って思って思っていたけど
クソみたいな世界に自分がしがみついてんだよな
もう絶対クソみたいな世界を愛したりしない
愛してやんない
どうか私を愛してほしいの
愛したら同じ分だけ愛してほしいの
握り締めた強さと同じ強さでどうか私を包み込んで
hello, new world
みんなのもの
昔、お父さんの運転する車に乗って
家族みんなでおばあちゃんの家まで帰っていた時、
窓の外に見える空に浮かぶお月様がどうしてずっとずっとどこまで遠くに逃げても私を追いかけてくるのか疑問で仕方がなかった
ずっとずっと、私を、私たちを追いかけてくるお月様は私のものだと思っていた
だけどある時、あの月は世界に一つしかなくってみんなのお月様だと知った
彼を月だなんて形容してしまうのはあまりにも大げさすぎるなんてことは私にもわかってはいるけれど、私は彼を月だと思う
私だけのものに見える
全てを排除してしまえば
車の中みたいにちっちゃいちっちゃい檻のちっちゃい部屋の中にいたら彼は私だけのものだって思える
なのに小さな小さな四角の光る画面を覗いたら彼はみんなのものなんだってあまりにも簡単にわかってしまうの
月ははあくまでも夜空の中でみんなを照らすみんなのもので
私はあくまでもその月に照らされている一人にすぎなくって
お月様は奪われることは許されないし、奪うことはできないの
それならせめて夜中の一人ぼっちの暗闇を照らしてくれる月なんて諦めて、
昼間キラキラと光を与えてくれる太陽のもとでお空になんて浮いてもいなくってみんなのものでもない、そんな誰かを奪える存在になりたいな
そしてその誰かのものにわたしもなりたいな
