久しぶりに
何時ぞやぶりだろうか
日記なんて書くの
2年くらい前の私が必死に自分を見失わないように書いてたたくさんの日記をなんだか
ふと、覗いてみたくなった
私の大好きだった人
不思議なくらいに記憶がなくなって
彼を大好きで必死に追いかけていた記憶だけがぽっかり消えてしまった
人間辛いことって忘れるし
彼との記憶は辛い記憶の判定だったらしい
元気にしてるかなぁって思ったら今体調悪いらしいってTwitterのタイムラインで知った
絶対に彼を超える好きなんてないって思って
好きな人なんてできないだろうなんて思って
実際はあれから恋を何度かした
正直彼を越えたのかと言われればよく分からない
あの頃の気持ちなんて思い出せないし
好きになった人たちを比べっこするまでもないくらいに全部のベクトルが違ってた
今は恋なんてする気分じゃない
失恋したとかじゃないけれど
なんかそれ以外が普通に大変というかそんな感じ
時間は流れて
考え方は変わって
好きな人も変わって
感情や気持ちは忘れて
絶対なんてものはこの世に一つもないなぁ
この事実くらいは絶対的なのかな
なんて考えながら日記を書いて
やっぱり想いを綴るのは楽しいなぁなんて思った
そんな気まぐれな日もなんだかいいなと思った
ヒロイン
漫画のヒロインみたいになりたいと思って生きてきたけれど薄々気づいていることがある
私はきっと漫画で言えば、ヒロインの邪魔をする悪役だ
今回だってまた、私はヒロインじゃなかった
ヒロインを羨んで妬む
そんな悪役だ
綺麗な心なんて消えてしまった
偽善で塗り固められた、そんな悪役
時さえたてば
悪役だってヒロインになれるのかな
なれればいいな
最低の側の最高
やめときな、あの人は
幾度となく聞いていたこのセリフだし、幾度となく友達に伝えたセリフでもある
世の中たくさんの人がたくさんのお面を被って生きていて、それに気づかず騙されることも沢山あったりする
そうでなくても、もうこの人と関わらない方がいいことは知っていても尚関係が切れないということもある
側からみたら彼は最低最悪な人種だと思う
実際、少なくともまともな人じゃない
だけど
その最悪な彼の隣で私は勝手に最高になれた
それが全てだ
それ以上もそれ以下もなく
ただ私は勝手に最高だった
幸せだった
でもどれもこれも過去形で、その時は幸せだった
その瞬間は最高だった
だけど、ただそれだけじゃ満足できなくなった
側にいるだけより、その先が欲しくなった
わがままが心の奥からじわじわ侵食してきて、いつのまにかただ側の最高を最高と感じなくなってた
だから私は離れただけで、
あくまでも、私は
最低な彼の側が最高だったんだ
ただその隣が
私にとっての特等席で、
彼が最低だと言われようとも
勝手に私は幸せでした
彼氏
私の隣の部屋はお姉ちゃんの部屋だ
この春から新社会人になって、また実家に帰ってきた
お姉ちゃんには付き合って一年半くらいの彼氏がいる
でも、いまは遠距離になってしまって、コロナの影響で彼氏の誕生日の日でさえ、彼と会えなかったらしい
そんなこともあり、お姉ちゃんはよく彼氏と電話をする
彼氏がただゲームしてるのをテレビ通話で配信してもらうとか、一緒の謎解きゲームをしてみるとか、大好きなアーティストのライブ映像配信を一緒に見るとか、お姉ちゃんからこんなことしてたよって聞くたびにすごくほんわかすると同時に羨ましくなる
隣の部屋だから、楽しそうな笑い声も聞こえてくる
あ〜私も本当に少しな幸せを共有できる人が欲しいって思った
気がつけば周りの友達は彼氏持ちばかりになってた
よーいどん
そんな明確な掛け声はなかったけど、みんなおんなじくらいで駆け出したはずだったのに
私はあまりに寄り道しちゃって
みんなが見えなくなるほど遅れてしまった
彼氏をつくるって昔はすんごく簡単なことみたいに思ってたけど、いや、実際本当に簡単なのかもしれないけど
わたしにはすんごく大変なことみたいに感じてしまうんだ
それはともかく、はやくお姉ちゃんとその彼氏がなにも気にせず会えるような世界に戻りますように
まばたき
早いことに１ヶ月が経った
正直、もう１ヶ月かぁと思う気持ちもあれば、まだ１ヶ月しか経ってないのという気持ちもある
実際、この一ヶ月間、私は一度も電車に乗ることなく家から徒歩圏内しか活動範囲ではなかったし、周りの環境がウイルスという物にかき乱されてしまってそれどころではなかった
あの人のことなんてどうでもよくなった
と言ったらあまりにも誇張表現だけど、存在感は相当薄くなった
Twitterはほぼほぼ見なくなったし、LINEはしていないし、インスタも完全にミュートで見返したりもしない
写真が少し目に入っても心の痛みは少なくなった
この一ヶ月間ほどあまり働くこともなく、厳密に言えば働ける場もなく、お家警察してみての感想は
お金のかかることから離れるとこんなにも居心地がいいんだということ
今まではこの日までに絶対何万円準備しとかなきゃって必死になって毎日シフトを詰め、週７勤務は当たり前、なんなら一日二件のバイトをこなすなんて日常茶飯事だった
それによって私のプライベートの時間はすり減ったし、そこから生まれる過度のストレスで心は消耗され、こんなにも必死に働いてまでも手に入れたい彼との時間、要するに彼という存在は本当に素晴らしいものなんだ
というふうに、私の中で崇め称えられる存在になるっていう負のスパイラルだった
んだと離れてみて気づいた
何かに取り憑かれたように生きてたあの頃
正直にいって未だに無駄だったとは全く思えない
楽しかったという記憶はしっかりとあるから
ただ、もう一度戻りたいかと問われたら
もういいや〜
という気持ち
そんなことは置いといて、
あ〜友達みんなと遊びたいっ！
二週間
二週間
二週間で痩せれる！
自粛の効果が現れるのは二週間後です
魔の言葉だ
二週間我慢すれば男のことなんて忘れられる
そんなことを言っていたのは私が大好きな人だ
それがまさに今、あなた自身を実験台にして私は試している
たった二週間なんかで忘れられるか
って目の前で叫んでやりたい
本当に本当にクソ食らえ
カメラロールをスクロースしてたら不意に現れるからその度に非表示のボタンを押して
LINEを返そうと思ったら不意にトークに見えるから非表示をして
Twitterなんか開いたらミュートにしてても気になってしまうから、Twitterを開かなくなった
二週間で変わったことなんてこれくらいだよ
あなたにもらったものを捨てれやしない
あなたの連絡先をブロックなんてできない
二週間、何一つとして変わらなかったよ
だけど、
もう離れるという意思も含めて
二週間じゃ何にも変わらなかったんだ
間違ってない
間違ってない
間違ってない
間違ってない
私の選択は間違ってなんかない
そもそも正解も不正解もない
選んだ道が正しいって証明できるのはきっとその道を進み続けた末にしかわからない
それでも誰かに問いたくなってしまう
それで間違ってないって
その道は正しいんだって
他人の評価にすがってでもいなければ、私は私の決定を、意思を、取り消してしまいたいなんて思ってしまうから
そう、私はこれで正解なの
